2018年05月21日-05月25日
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地震探査技術を火山岩の資源開発に活用

2018年05月24日

 火山岩が最初に発見されてから100年以上経つが、発見・管理・開発が困難という問題が常に存在している。しかしこの受動的な局面は現在、変わろうとしている。10年近くの難関突破を経て、中国の火山岩地震探査技術に進展があったことが23日明らかになった。同技術を使うことで、ジュンガル盆地の火山岩に原油1億7000万トン、天然ガス416億立方メートルが埋蔵していることを効率的に発見した。科技日報が伝えた。
 砕屑岩と炭酸塩岩の油・ガス資源が減少するなか、火山岩の油・ガス資源の探査・開発が重視されつつある。中国石油・化学工業連合会による成果鑑定会で発表された情報によると、中国石油集団東方地球物理探査公司と中国石油新疆油田公司は10年近くの難関突破を経て、火山岩地震探査技術を利用し、大規模な埋蔵量を持つ火山岩油・ガス地帯を効率的に発見した。また開発済みのガス地帯でも、30%の低効率の炭鉱を高効率の炭鉱に転換させている。

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