2018年05月21日-05月25日
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防城港原発2期プロジェクト3号機のドーム設置を完了

2018年05月24日

 中国広核集団が23日に発表した情報によると、国産第3世代原発「華竜1号」モデルプロジェクトである防城港原子力発電所2期プロジェクト3号機のドーム設置を無事完了した。これは英国「華竜1号」プロジェクト参考原子炉である防城港3号機が、土木建築の段階から全面的に設備取り付けの段階に入り、建設を高品質かつ安定的に進める基礎を固めたことを意味する。人民日報海外版が伝えた。
 防城港原発3号機は中国が独自の知的財産権を持つ第3世代原発技術「華竜1号」を採用。第3世代原発技術の先進的な設計理念と中国既存の加圧水型原子炉の設計・建造・調整・稼働の経験と最新の研究成果を十分に参考にし、融合させている。設備の国産化率は9割近くに達する。
 習近平国家主席が2013年に「一帯一路」(the Belt and Road)を提案してから、華竜1号に関する一連の協力プロジェクトが始動した。
 中国広核集団とフランス電力公社は2015年10月21日、英国の原発プロジェクトの協力協定に署名した。うちブラッドウェルB(BRB)プロジェクトは華竜1号を採用し、防城港原発2期の建設を参考とする。
 BRBプロジェクトが採用予定の華竜1号は現在、英国の包括的設計審査(GDA)二次審査に進んでおり、年内に三次審査に進む予定だ。
 また中国広核集団は近年、中東欧やアフリカ、東南アジアなどで華竜1号の海外進出を拡大しており、中国国内でも各地で華竜1号の建設を推進している。

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