2018年05月28日-05月31日
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海洋測位に「中国のチップ」進出か?

2018年05月28日

 海洋資源大開発の時代において、国内の海上精密測位技術が長期的にGPSに依存する局面が、自主開発のハイテクによってついに打破されることになった。ハルビン工程大学が研究開発した「北斗海洋広域差分高精度測位端末」は、中国の北斗衛星測位システムのハイエンド海洋開発プロジェクトにおける応用の空白を埋めた。黒竜江省科学技術庁が24日に主催した衛星応用科普展及び科普フォーラムにおいて、同成果は中国初の海上高精度絶対的測位端末として注目を集めた。科技日報が伝えた。
 ハルビン工程大学衛星測位・制御技術科学研究チームの責任者である程建華氏によると、同チームは10年連続で200ヶ所の観測データを収集・観測した。大量のデータを収集・計算したことで、自主開発する海洋測位端末の精度を1メートル以内とした。この海上プロ級測位端末は現在、石油開発やパイプライン敷設、捜索救助、海上風力発電など、船舶業界ハイエンド設備の国産化を力強く支えることができる。

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