2018年07月02日-07月06日
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自動運転スタートアップ企業が北京路上テスト用ナンバーを取得

2018年07月04日

 人が運転免許を取得する必要があるように、自動運転車の路上テストにも免許が必要となる。一連の厳しい評価・テスト・審査を経て、北京市政府は2日に初めて小馬智行などのスタートアップ企業に自動運転路上テスト(T3クラス)用ナンバープレートを発行した。これにより、北京の一般道路で大規模な路上テストがちかく実施されることになる。科技日報が伝えた。
 情報によると、北京の自動運転車の路上テストは、一般の人が運転免許を取得するのと同様、試験に合格する必要がある。路上テスト用ナンバープレートを取得するためには、閉鎖された試験場での練習や、自動運転能力の評価、専門家による審査など一連の手続きを踏まなければならない。車の道路、標識、車線、付属施設などに対する認識をチェックし、指定された走行シーンにおける正確な運転操作能力を審査する。これには自動運転、自動変速、自動ブレーキ、周辺環境の自動監視、自動車線変更、自動カーブ、自動信号遵守などの機能が含まれる。第3者授権機関はさらに運転手が車の運転操作にいつでも介入して、運転を引き継げるかを審査しなければならない。
 T3ナンバープレートは国内で発行されているうち最高クラスの路上テスト用ナンバープレート。これは自動運転車が交通法の遵守、車線遵守、緊急処理など各種総合能力を持つことを意味する。北京市交通委員会、経済・情報化委員会、公安交通管理局は2017年12月に「北京市の自動運転車路上テスト関連活動の推進加速に関する指導意見(試行)」を共同発表した。これは国内初の自動運転関連マニュアルとなっている。

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