プーケット沖沈没事故に中国が専門家と装備を派遣

2018年 7月9日

 メディアの報道によると、在タイ中国大使館はタイのプーケット沖で船が転覆、沈没した事故による犠牲者数が8日午後現在で42人に達し、行方不明者はまだ14人にのぼることを確認したとしている。科技日報が伝えた。
 現地時間5日午後5時45分頃、中国人観光客127人を乗せた「フェニックス号」と「クイーン・エルサ号」がプーケット沖で特大の暴風雨に見舞われ、転覆し沈没した。死亡者と行方不明者はいずれも「フェニックス号」に乗船していた。
 現在中国からは救助隊2組(交通運輸部広州打撈局救助隊と浙江省の民間団体である公羊救助隊)が、タイでの救助・引き揚げ作業に加わっている。
 国家海洋局第二海洋研究所(以下「同研究所」)が8日発表した情報によると、浙江省海寧市政府の要請に応じ、自然資源部(省)の特別批准を経て、同研究所の高級エンジニアの苟諍慷氏と胡涛駿氏はサイドスキャンソナーなどの専用設備を携帯し、公羊救助隊と共に6日、プーケット島の救助に赴いている。
 胡氏は8日夜、「領事館を通して本日、個人用の船を使い海の捜索救助を行う許可をタイ軍から得た。サイドスキャンソナーにより沈没船から半径500メートル内を捜索し、沈没船の位置に関する実測資料を手にした。さらにダイバーの潜水により、捜索範囲内における疑わしい目標を排除した。また捜索範囲を拡大し、広範な海面捜索活動を展開している」とした。
 同研究所海洋工学探査・測定・設計研究院の張亦飛院長は、「サイドスキャンソナーは分かりやすく言えば、水中レーダーと例えられる音響測深の原理を利用して海底の地形と水中物体を探査するマルチレーザーレーダー設備のこと。サイドスキャンソナーの記録画像に基づき、泥・砂・岩石といった異なる成分を判別する。同設備はコンピュータで直接制御でき、さらにGPS信号を使うことで海底目標の形態と位置を特定できる」と説明。
 さらに張氏は、「今回携帯したデュアル周波数サイドスキャンソナーは、推進1500メートル以内の目標を効果的に探査し、探査信号を水上に伝えることができる。現在の主要任務は、沈没したフェニックス号の船体の状況と疑わしい水中の目標を確認することだ」と述べた。


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