2018年07月23日-07月31日
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全国都市大気品質ランキング、範囲を169の地級以上都市に拡大

2018年07月23日

 中国生態環境部(省)は22日、今年上半期の大気品質状況を報告した。さらに既存の重点74都市の大気品質ランキングを踏まえた上で、全国都市大気品質ランキングを169の地級以上都市まで拡大した。新華社が伝えた。
 生態環境部の関係者の話によると、国務院の「青空を守る戦いに勝利するための3カ年行動計画」の関連要求に基づき、生態環境部は既存の重点74都市の大気品質ランキングを踏まえた上で、全国都市大気品質ランキングを169の地級以上都市まで拡大した。これには北京・天津・河北及び周辺地域、長江デルタ、汾渭平原、成渝地区、長江中流、珠江デルタなどの重点地域、省都及び計画単列市が含まれる。生態環境部は7月より毎月、大気品質が良好だった20都市、大気品質が悪かった20都市のリストを公表する。半年ごとに大気品質の改善が大きかった20都市、小さかった20都市のリストを公表する。
 最新ランキングによると、169都市のうち今年上半期の大気品質が悪かったのは臨汾、石家荘、■台(■は刑のつくりがおおざと)、咸陽、晋城などの20都市。大気品質が良かったのは海口、黄山、ラサ、舟山、深センなどの20都市。
 全国を見ると、全国338の地級以上都市の上半期の優良日の比率は平均77.2%で、前年同期比1.2ポイント増となった。PM2.5、PM10、二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素の濃度がいずれも前年同期比で低下したが、オゾンは2.6%上昇した。
 3大重点地区を見ると、北京・天津・河北及び周辺地区「2+26」都市の上半期の優良日の比率は平均44.9%で、前年同期比0.6ポイント増となった。PM2.5の濃度は14.3%低下の66μg/m3。
 長江デルタ41都市の上半期の大気品質は、前年同期比で改善傾向を示し、PM2.5の濃度が低下した。

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