2018年09月17日-09月21日
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「淘宝造物節」、MR技術で商品が「話す」

2018年09月17日

 淘宝(タオバオ)の蒋凡総裁は13日夜、2018年のクリエイティブイベント「淘宝造物節」の開幕を宣言した。毎年の「淘宝造物節」では、ハイテクが大きな見どころとなるが、今年もそれは例外ではない。「淘宝Buy+」、無人カフェ「淘カフェ」に続き、タオバオは今年MR(複合現実)ショッピングに進出し、マイクロソフトの「HoloLens」と共に「淘宝買啊」を打ち出すと宣言した。環球網が伝えた。

 タオバオは西湖の畔に300平方メートルの「未来ショッピング街」を設置する。消費者は「淘宝買啊」のサポートを受け、ホログラムによりコンテンツに自ら「話」をさせる。眼鏡型デバイスを装着すれば、商品の価格、販売量、ユーザーの評価などの情報が全面的かつスマートに識別・表示される。消費者はジェスチャー、音声、さらには視線によって商品を自動的に購入できるようになる。

 バーチャルのショッピングシーンを作り出すVR(仮想現実)と異なり、MR技術ではユーザーは実際のシーンを体験し、かつデジタル情報を受け取ることができる。

 「淘宝買啊」の世界では、現実の世界が依然として主体となる。MR技術は至るところを網羅する特殊効果であり、商品を動かしたり、ユーザーと商品・司会者を交流させたりすることができる。ブティック「iFashion」では、マイクロソフトのHoloLensを使うユーザーがモデルの服を見るだけで、タオバオの人気者の楊文昊、タオバオの司会者である肉丸が登場し、商品を紹介しコーディネートしてくれる。故宮淘宝店で、店内の「格格ノート」を開くと、商品の情報が目に入る。購入したければタップのジェスチャーをし、ショッピングカートに入れる。淘宝二次元店では、MRのカーレースをプレイし、ショッピング以外の楽しみを体験できる。

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