2018年09月24日-09月28日
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スマート視覚国家次世代AI開放革新プラットフォームが発表

2018年09月25日

 スマート視覚国家次世代人工知能(AI)開放革新プラットフォームが20日、正式に発表された。中国科学技術部(省)の主導のもと、商湯集団が建設する。これは百度、阿里雲、テンセント、科大訊飛に続く5つ目の国家AIスマート開放革新プラットフォームとなる。新華社が伝えた。
 先ごろ国務院が通達した「次世代AI発展計画」は、AI発展の方向性を示しており、科学技術部などの各部門は十分なリサーチと論証を踏まえた上で、第1陣となる国家次世代AI開放革新プラットフォームを確定した。これは百度、阿里雲、テンセント、科大訊飛による、自動運転、都市ブレーン、医療イメージング、スマート音声の4つの国家次世代AI開放革新プラットフォームとなる。
 今回発表されたスマート視覚国家次世代AI開放革新プラットフォームは、ディープラーニングに基づくAI技術で、主にコンピュータ視覚、音声認識、言語理解の3大分野に焦点を絞る。
 情報によると、同プラットフォームは次の4つの面から革新的な使命を担う。スパコンシステム、訓練システム、スマート視覚ツールチェーンなどの核心インフラの研究開発、データシステムの構築を通じ、基礎研究と核心技術で世界と同じ研究開発水準を維持する。スマート資格底層重要技術と共通性サポート技術の進展を実現し、スマート資格技術と各業界のスムーズな結合、産業サポートを促進する。AIグローバル化人材チームを構築し、グローバル化人材を育成する。AIサポートにより、ハッカースペース、インキュベータを始めとする「大衆による起業・イノベーション」の生態環境を構築し、新旧動力の転換を促進する。
 商湯科技の創業者で香港中文大学教授の湯暁鴎氏は、「既存の基礎枠組みの革新の強みを十分に発揮し、国内外の有名提携先の成功経験と深く結びつけ、スマート視覚開放革新プラットフォームの建設に力を入れ、より高いレベルから各業界をサポートし、より多くの社会の革新と発展の原動力を引き出す」と表明した。

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