中国国家航天局の張克倹局長は北京市で22日、中国とブラジルが共同開発する6基目の衛星、中国・ブラジル地球資源衛星「04A星」が、来年打ち上げられると発表した。科技日報が伝えた。
両国は1988年7月に「地球資源衛星の開発許可に関する議定書」に署名し、両国の宇宙事業協力の幕を開けた。中国・ブラジル地球資源衛星協力プロジェクトは、両国指導者からハイテク分野の「南南協力」の模範と評価された。双方は30年にわたり中国・ブラジル地球資源衛星を6基共同開発した。衛星のデータは両国の農業、林業、水利、国土資源、環境保護、防災・減災などの業界に広く活用され、経済・社会の発展に貢献している。また中南米、アフリカ、ASEANなどの多くの発展途上国に、50万件以上のリモートセンシング衛星データを提供した。