2018年12月03日-12月07日
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古代中国の科学技術、南寧市で展示

2018年12月07日

 中国古代科学技術展の広西巡回展が5日、広西科学技術館で開幕した。今回の広西巡回展では68点の展示品が厳選された。天文、機械、建築、軍事、井戸の塩採掘、科学普及活動の6大展示エリアに分かれる。模型・実物・写真の陳列、現場での科学普及体験活動などにより、中華民族の数千年の文明における科学技術発展の歴史を体系的に紹介。古代中国の科学技術と製造技術の優れた成果、科学技術人物の典籍及び科学技術の思想・方法を展示する。中国新聞網が伝えた。
 展示品の中には、他国より300年以上も進んでいた天文装置「簡儀」、それから世界の機械掘削の先駆けとなった井戸の塩採掘機械、さらに中国のロケット武器「一窩蜂」などが含まれた。専門家志願者代表の羅里熊氏は取材に対し、「GPSがなかった古代、人々は指南車を発明した。指南車は機械駆動の自動制御装置で方向を示す。古代の帝王は移動の際に、これをナビゲーションにしていた」と述べた。
 学生の梁春月さんは古代科学技術展覧を見学した後、古代の人々の知恵に感嘆し、「井戸の塩採掘機械は非常に巧妙であり、古代の人々が発明した湿度計も素晴らしかった。彼らは羽毛や木炭により湿度を測定するやり方は非常に賢い」と述べた。

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