中山大学で古代の墓が発見、学校から度々見つかる理由は?

2019年 1月8日

 中山大学南キャンパスで古代の墓が発掘されたという情報は6日、瞬時にして中山大学で話題になった。広州市文物考古研究院の7日の調査により、13基の墓、1本の井戸が見つかったことが確認された。うち後漢(25年 - 220年)の墓は1基、明の墓は2基、清の墓は10基、清の井戸は1本。うちM1、M2、M3の3基(漢、明)は、文化財の価値がB級(重要)、保存状態がB級(普通)と大まかに判断された。中山大学にこれほど多くの「宝物」が隠されているのはなぜだろうか。科技日報が伝えた。
 今回墓が見つかったのは、中山大学の地理的な位置と密接に関連している。同プロジェクト(中山大学南キャンパス東区の食堂プロジェクト)は「康楽村―新港西路」地下文化財埋蔵エリアに位置する。このエリアには鳳崗、馬崗頂などの丘があり、地形が高い。これまでも新石器時代の遺物、後漢の墓などの遺跡が見つかっていた。1950年代には紀元前の石器が見つかり、1960年代以降は複数の古代墓が見つかっている。2014年には広州市第1期地下文化財埋蔵エリアに指定された。
 広州市文物考古研究院の関係者は「現在の調査による発見と地理研究の成果を見ると、漢の時代では海珠区は現在の大きな島ではなく、宝崗、暁崗、赤崗、馬崗頂などの高地を中心とし形成された小島だったことが分かる。調査により見つかった後漢の墓の主人は、これらの島で生活していた住民だった可能性がある。中山大学南キャンパスの所在地は地形が高く、古代人の生産と生活、死後の埋葬に適している」と話した。

◆学校から墓が見つかるのはなぜ?
 学校で古代の墓が見つかるのは、ビッグニュースとは言えない。西安市には同じような例が山ほどある。陝西師範大学の賈耽墓(唐の宰相)、西安理工大学の唐朝公主・李倕墓、西安財経学院の夏太后墓(始皇帝の祖母)などがそうだ。西安市、北京市、洛陽市などは有名な古都であり、歴史的な埋蔵品や墓がその他の地域より多い。さらに古代中国の居住に適した地域は面積が狭く、都市発展の急速な変遷に伴い、伝統的な埋蔵エリアが市街地に変化している。


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