2019年01月21日-01月25日
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中国の京東方、導波透明ディスプレイを開発

2019年01月24日

 世界的な半導体リーディングカンパニーの京東方(BOE)は先ほど、革新成果展2018にて世界初公開の複数の新製品を展示し、過去1年間の革新の成果を公表した。北京日報が伝えた。
 現場で公開された導波透明表示は透過率80%以上の表示技術で、導波全反射により導光を実現し、散乱により表示を実現する。導光板、偏光板、カラーフィルタを必要としない。現在の透明表示技術と比べるとより鮮明で、コストも大幅に削減できる。
 センサー展示エリアでは、世界初公開・最大スケールのフラットパネルディテクターも注目を集めていた。以前ならば脊椎を損傷した場合、患者はX線検査を何度も受ける必要があった。このステッチング露光技術で作る大型フラットパネルディテクテターは撮影が1度で済み、人体が浴びるX線の量を大幅に減少できる。
 京東方は今年、多くのフレキシブルディスプレイの新製品を発表する予定。折り畳めば携帯電話になり、開けばタブレット端末になるフレキシブル表示スマート設備も消費市場への進出も急ぐ見込み。

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