中国のキャリアロケット「長征2号D」はこのほど、「四維高景3号01星」を予定の軌道に送り込んだ。電科チップが開発した四次元ワイド焦点面電子モジュールが起動し、1枚目の衛星画像を伝送した。科技日報が伝えた。
同モジュールは中国で初めて使用開始された9スペクトルTDICCD製品だ。イメージングモジュールは一般的な全色、赤、緑、青、近赤外バンドに加えて、沿海エアロゲルや黄色などの4つのバンドを追加し、衛星の0.5メートル分解能、130km以上の超高域、9バンドのイメージング能力を支える。
同モジュールは衛星が軌道に乗った後、高解像度ワイドフォーマットイメージング手段を総合的に利用して高解像度映像データを取得。雲や霧の除去、森林地の分類、植生の検出などの複数の定量化応用シーンに使用できる。画像データは中国の国土資源調査、都市管理、環境保護、防災・減災などでの応用を効果的に支えることになる。