第十四編 協力の深化 中華民族共通の家族作り建設
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第五十八章 両岸関係の平和的発展・祖国統一大事業の推進

 平和統一、一国二制度の方針と現段階での両岸関係の発展、祖国の平和統一プロセス推進の3つの主張を貫き、両岸関係の平和発展に関する6つの意見を全面的に徹底し、両岸関係の平和発展という課題をしっかりと捉え、「台湾独立」分裂活動に反対し抑制する。両岸関係の発展をめぐる政治・経済・文化的基盤を固め、両岸経済の協力を全面的に掘り下げ、両岸の文化・教育・観光などの分野における交流の強化に努め、両岸各界の往来を積極的に拡大し、両岸往来メカニズム化のプロセスを継続的に推進することで、両岸関係の平和発展に向けた枠組みを構築する。

第1節 健全な両岸経済協力メカニズムの構築

 両岸経済協力枠組協定(ECFA)と両岸のその他の協定を積極的に具体化し、物品貿易、サービス貿易、投資・経済協力の後続協定を促進し、両岸の物品・サービス貿易のさらなる自由化を促し、公平で透明性・利便性のある投資およびその保障メカニズムを逐次構築し、両岸の特色を備えた健全な経済協力メカニズムを確立する。

第2節 両岸経済協力の全面的深化

 両岸貿易を拡大し、双方向の投資を促進し、新興産業や金融などの現代サービス業の強力を強化し、両岸通貨決済メカニズムの構築を推進する。両岸の産業協力構造と重点分野を明確にし、双方の重大プロジェクトにおける協力を展開する。両岸の中小企業間の協力を推進し、中小企業の競争力を高める。知的財産権、貿易促進および貿易の利便化、税関、eコマース(電子商務)などの面における両岸の協力を強化する。大陸部に拠点を置く台湾資本企業の転換・グレードアップを積極的に支援する。台湾の人々の正当な権益を法に基づき保護する。

第3節 海峡西岸経済区建設の支援

 両岸交流・協力における海峡西岸経済区のモデル地区としての役割を十分に発揮させ、両岸交流・協力の最先端プラットフォームの構築に努め、両岸経済貿易協力の緊密地域、両岸文化交流の重要基地および両岸直接往来の総合的なハブ地域として建設する。台湾に対する福建省の独特の優位性を活かして、台商投資区機能を向上させ、深層レベルでの産業のドッキングを促進し、平潭総合実験区の開放・開発を加速させ、アモイ両岸の地域的金融サービスセンターの建設を推進する。その他の台商投資が集中地区の経済発展に向けれられることを支援する。