第5回研究会「新中間層が牽引する中国市場」/講師:徐 向東(2007年9月3日開催)
中国総合研究センターは9月3日(月)、JSTにおいて第5回研究会を開催しました。
講師には株式会社中国市場戦略研究所・ 徐向東代表をお招きし、 「新中間層が牽引する中国市場」とのテーマでご講演いただきました。
1990年代後半から急速に台頭してきた中国の中間層の人口は急拡大し、現在1億~1億2000万人とも言われる中間層の中、日本の団塊世代にみられる「やる気・パワー」と団塊ジュニア世代にみられる「 高い情報処理能力・感性」を兼ね備える人たちが「新中間層」であり、科学研究の分野でも主役になりつつあると言われています。同氏は、「行け行けドンドン」から「癒し・安全・安心」へと変わる「新中間層」の 消費性向の変化は日本企業にとっての中国市場におけるチャンス拡大の好機であると解説し、価値の高い市場情報を集めることの重要性について講演されました。
その後質疑応答があり、活発な意見交換が行われました。最後に中国総合研究センター馬場錬成センター長より閉会挨拶が行われました。
研究会には、文部科学省、同科学技術政策研究所、企業のR&D担当者、NPO及びJSTなど多数の関係者が参加しました。
講演資料
「 新中間層が牽引する中国市場」( 1,226KB )
(中国総合研究センター フェロー 内野秀雄 記)