中国研究会開催報告&資料
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第10回研究会「時代と共に発展する東南大学」/講師:王琦、王継文、鞠文軍、杜少輝(2008年7月29日開催)

 科学技術振興機構(JST)中国総合研究センターは7月29日(火)JSTにおいて第10回研究会を開催しました。

 「中国知財実務上の課題と戦略」と題する今回の研究会では、国際特許事務を運営している「北京徳琦知識産権代理有限公司」の 総裁、執行役・王琦女史、同副総裁・王継文氏、パテントエンジニア・鞠文軍氏、弁護士、弁 理士、商標弁理士・杜少輝氏ら4人の先生が講師を務め、前中国総合研究センターセンター長、東 京理科大学専門職大学院・馬場練成教授が座長を務めました。

講師の方々近影講師の方々近影
馬場練成座長

 馬場座長の総合司会で始まった研究会では、先ず鞠文軍氏が 「中国の特許出願及び審査」について講演し、中国特許システムの概要、出願・審査の流れ、審査基準・再審・無効・行政訴訟など実務上の留意点を分かりやすく解説しました。次 いで、杜少輝氏が 「中国における特許権の保護」をテーマに特許権侵害訴訟の具体的な実例をもとに講演しました。続いて、質疑応答が行われ、王琦総裁、王 継文副総裁はじめ4人の講師から中国特許法の法改正問題や地方保護主義の現状及び知財活動に関する諸課題についてお話いただきました。 

 最後は、中国総合研究センター副センター長・角南篤の閉会の挨拶で締め括られました。

 専門性の高い今回の研究会は、知財問題専門家の馬場座長の解説にも助けられて、 大変分かりやすく整理され、中 国特許制度のあらましと中国での知財活動に関す特許制度のあらましと中国での知財活動に関する諸課題を知る良い機会となりました。

大入りになった研究会会場の様子

 研究会には、定員60名の参加募集に対し、官公庁、大学、研究機関、企業、報道機関、JSTなどから70名を越す関係者が参加しました。この場を借りて、謝意を述べると同時に、今 後とも皆様のお役に立つ各種研究会を企画、開催してまいりたいと思いますので、引き続き皆様の温かいご支援、ご協力をお願い申し上げます。

講演資料

  1. 「 中国の特許出願及び審査」 鞠文軍 ( PDFファイル 1,648kb)
  2. 「 中国における特許権の保護」 杜少輝 ( PDFファイル 652kb)