第15回CRCC研究会「中国の原子力開発」/講師:窪田秀雄(2009年5月14日開催)
科学技術振興機構(JST)中国総合研究センター(CRC)主催の第15回研究会は5月14日(木)JSTにおいて開催されました。
当センターでは昨年最新の 「中国の科学技術分野別活動の現状および動向調査」報告書をまとめました。報告書では9つの分野について、関連政策および研究予算、研究人材、研究の現状および動向などを整理しております。
このたび、報告書の内容を紹介するとともに、今後の調査への指針を議論することを目的として研究会を開催してご議論いただくことにしました。その第一回として、今回の研究会では日本テピア株式会社・テ ピア総合研究所窪田秀雄副所長にお願いし、この報告書の一分野である「中国の原子力開発」についてご紹介いただきました。窪田氏は長年原子力発電開発に関する調査研究を従事されており、報告書の「 中国の原子力開発」の項目についての執筆をご担当されました。
講演では、中国のエネルギー開発の現状、原子力発電の中長期計画、現在運転中・建設中・計画中の原子力発電所の詳細、核燃料の需給関係、外国との協力、研究開発費の構成、人 材育成などさまざまの情報をまとめてご紹介されました。講演後の質疑応答では活発な議論がなされました。最後に中国総合研究センターセンター長・藤嶋昭による挨拶により閉会いたしました。
研究会には、官公庁はじめ、電力会社などの企業、研究機関、マスコミ、JST関係者など多くの参加が得られました。どうもありがとうございました。
講演資料
- 「中国の原子力開発」( 1,679kb)
(中国総合研究センター フェロー 米山春子 記)