【13-24】改革の全面的深化掲げたコミュニケ採択 3中全会
2013年11月18日
中国共産党の第18期中央委員会第3回全体会議(3中全会)は12日、改革の徹底を目指しさまざまな努力を呼びかけたコミュニケを採択、閉幕した。
3中総会は5年に一度、開かれ、中長期の重要政策が討議される。コミュニケは、35年前に開かれた第11期3中総会で決まった鄧小平氏主導の改革開放政策の成果を高く評価し、「中華民族の偉大な復興を実現する」ため、さらなる「改革の全面的深化」をうたっている。
経済体制改革の深化については、「資源配置において市場に決定的な役割を果たすことを主眼」に、さらに効率的、公平、持続可能な経済発展を推進する必要があるとした。政治体制改革については、「社会主義法治国家を建設し、民主体制を発展させる」としている。さらに「近代的な公共文化サービス体系と近代的な文化市場体系を形成」(文化体制改革)、「所得分配制度を改革し、活力に満ちかつ調和的で秩序ある社会の実現」(社会体制改革)、「国土開発と資源の節約利用、環境保護のための体制・仕組みを整備し、人と自然の調和的発展」(エコ文明体制改革)、「科学的な執政と民主的な執政、法律に従った執政の水準の向上を主眼」とする「党の制度改革」の深化も掲げた。
改革の徹底とともに習近平政権が重視する腐敗撲滅とのからみで注目されている国有企業の関連では「公有制を主体とし、さまざまな所有形態の経済が共同で発展するという基本的な経済制度は、中国の特色ある社会主義制度の重要な柱」とし、公有制経済と非公有制経済のいずれも重視することを示した。
また、全経済のグローバル化という新たな情勢に適応するために「投資条件を緩和し、自由貿易区の建設を加速し、内陸部や辺境地区の開放を拡大」すること、国家の安全体制と国家の安全戦略をさらに完全なものとするため「国家安全委員会」を設立することも盛り込まれている。
中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議コミュニケ(全文、人民網から転載)
中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議は2013年11月9日から12日まで北京で開催された。
今回の会議には、中央委員204人と中央委員候補169人が出席した。中央紀律検査委員会常務委員会委員と関連部門の責任者が会議に列席した。第18回党大会の一部の代表と専門家・学者も会議に列席した。
全体会議は中央政治局によって進められた。中央委員会の習近平総書記が重要講話を行った。
全体会議は、習近平総書記が中央政治局の委託を受けて行った活動報告を聴取・討論し、「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」を審議・採択した。習近平総書記はこの「決定」(討論稿)についての説明を全体に向けて行った。
全体会議は、第18回党大会以来の中央政治局の活動を高く評価し、次のような評価で一致した。非常に複雑な国際情勢と困難で重大な国内改革発展の安定化任務に対して、中央政治局は、第18回党大会と一中全会、二中全会の精神を全面的に貫徹し、中国の特色ある社会主義の偉大な旗を高く掲げ、トウ小平理論と重要思想「3つの代表」、科学的発展観を指導として、全党と全軍、全国各民族の人々を結束・統率し、安定を保ちつつ進歩を求めるという活動全体の基調を堅持し、安定成長・構造調整・改革促進に尽力し、各種のリスクや試練に落ち着いて対応し、社会主義経済建設・政治建設・文化建設・社会建設・エコ文明建設を全面的に推進し、党による偉大な新事業の建設を全面的に推進し、党の大衆路線教育実践活動を着実に推進し、各項の事業は新たな進展を実現し、発展の成果がさらに多くさらに公平に国民全体に行き渡ることを推進し、第18回党大会精神を徹底する最初の年の良好なスタートを実現した。
全体会議は、党の第11期中央委員会第3回全体会議開催から35年にわたる改革開放の実践の成功と偉大な成果を高く評価し、改革の全面的深化における若干の重大問題について検討し、改革開放は、党が新たな時代環境において全国各民族の国民を率いて行った新しく偉大な革命であり、現代中国の最も際立つ特色であり、現代中国の運命を決定した要となる選択であり、党と人民の事業が時代に急速に追いつくための重要な思想となったと評価した。新たな情勢における新たな任務に立ち向かい、小康(ややゆとりのある)社会を全面的に実現し、富強・民主・文明・調和の社会主義近代化国家を建設し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するには、新たな歴史的起点において改革を全面的に深化させなければならない。
全体会議は、改革を全面的に深化するためには、社会主義市場経済改革という方向を堅持し、社会の公平と正義の促進と人民の福祉の増進とを出発点かつ立脚点とし、さらに思想を解放し、社会の生産力を解放・発展させ、社会の活力を解放・増強し、各方面の体制や仕組みの欠点を打破し、中国の特色ある社会主義事業のさらに広大な未来の開拓に努力する必要があると指摘した。
全体会議は、改革の全面的深化の総体目標は、中国の特色ある社会主義制度をより完全なものとし、さらに発展させ、国家の管理体系と管理能力の近代化を推進することだと指摘した。さらに、改革の系統性・全体性・協同性を一層重視し、社会主義市場経済・民主政治・先進文化・調和社会・エコ文明の発展を加速し、労働・知識・技術・管理・資本のあらゆる活力が競ってわき上がるようにし、社会的富を創出するあらゆる源泉が十分にわき上がるようにし、発展の成果がより多く、より公平に国民全体に恩恵をもたらすようにしなければならないとの指摘もなされた。
経済体制改革の深化にあたっては、資源配置において市場に決定的な役割を果たさせることを主眼に、基本的な経済制度を堅持・整備し、近代市場体系やマクロ調整体系、開放型経済体系の整備を加速し、経済発展方式の転換を加速し、革新型国家の建設を加速し、さらに効率的でさらに公平でさらに持続可能な経済発展を推進する必要がある。政治体制改革の深化にあたっては、党の指導と人民主体を主眼に、法による国の統治を行い、有機的で統一的に社会主義民主政治の制度化・規範化・手続化の推進を加速し、社会主義法治国家を建設し、さらに幅広くさらに十全でさらに整備された民主体制を発展させる。文化体制改革の深化にあたっては、社会主義の核心価値体系と社会主義文化強国の建設を主眼に、文化管理体制と文化生産経営の仕組みの整備を加速し、近代的な公共文化サービス体系と近代的な文化市場体系を形成し、社会主義文化の大発展と大繁栄とを推進する。社会体制改革の深化にあたっては、国民生活のさらなる保障と改善、社会の公平と正義の促進を主眼に、所得分配制度を改革し、全体的に豊かになることを促進し、社会分野の制度革新を推進し、基本的な公共サービスの均等化を推進し、科学的で効果的な社会管理体制の形成を加速し、活力に満ちかつ調和的で秩序ある社会の実現を確保する。エコ文明体制改革の深化にあたっては、美しい中国の建設を主眼に、エコ文明制度の設立を加速し、国土の開発と資源の節約利用、環境保護のための体制・仕組みを整備し、人と自然が調和的に発展する近代化建設の新たな局面の形成を推進する。党の制度建設改革の深化にあたっては、科学的な執政と民主的な執政、法律に従った執政の水準の向上を主眼に、民主集中制の建設を強化し、党の指導体制と執政方式をさらに完全なものとし、党の先進性とクリーンさを保ち、改革開放と社会主義近代化建設に堅固な政治的保証を与える。
全体会議では、改革の全面的深化にあたっては、中国が長期的に社会主義の初期段階にあるという最大の現実に立脚し、発展は依然として中国のあらゆる問題を解決するための要であるという重大な戦略的判断を堅持し、経済建設を中心とし、経済体制改革の牽引の役割を発揮させ、生産関係と生産力、上部構造と経済的土台との相互適応を推進し、経済社会の持続的で健全な発展を推進しなければならないとの指摘がなされた。
全体会議では、経済体制改革が改革の全面的深化の重点であり、核心的問題は、政府と市場との関係を適切に処理し、資源配置における決定的役割を市場に果たさせ、政府の役割をよりよく果たすことにあるとの指摘がなされた。
全体会議では、改革開放の実践の成功は改革の全面的深化に重要な経験を与えるものであり、長期的に堅持すべきものであることが強調された。最も重要なのは、党の指導を堅持し、党の基本的路線を貫徹し、閉鎖的で硬直した古い道を通ることなく、旗幟(きし)を改める間違った道も通ることなく、中国の特色ある社会主義の道での歩みを堅持し、改革の正確な方向を一貫して確保することである。思想の解放と実事求是、時代に即した進歩、真実を求める姿勢と実務的な態度を堅持し、すべてを現実から出発させ、国内で成功したやり方を総括し、国外の有益な経験を鑑(かがみ)とし、理論の推進と革新の実践を勇敢に進めていかなければならない。「人を基本とする」という理念を堅持し、人民の主体的地位を尊重し、大衆の創造的精神を発揮させ、国民を拠り所として改革を推進し、人の全面的発展を促進する。改革発展における安定的な関係の正しい処理を堅持し、度胸は広く、歩みはしっかりとし、トップダウンのプラニングと「石橋を叩いて渡る」の慎重さを結合させ、全体的推進と重点的突破とを互いに促進させ、改革政策決定の科学性を高め、共通認識を幅広く生み、改革の合力を形成する。
全体会議は、2020年までに、重要な分野と要となる部分の改革で決定的な成果を上げ、系統的で整った、科学的で規範的な、効果的な運用が可能な制度体系を形成し、各方面の制度をさらに成熟してさらに形の整ったものとすることを要求した。
全体会議は、改革の全面的深化に対して系統的な配置を行い、基本的な経済制度を堅持・整備し、近代市場体系の整備を加速し、政府の役割の転換を加速し、財政税制体制改革を深化させ、都市と農村の発展が一体化した体制・仕組みを整備し、開放的な経済新体制を構築し、社会主義民主政治制度の建設を強化し、法治中国の建設を推進し、権力行使の制約と監督の体系を強化し、文化面での体制・仕組みの革新を推進し、社会事業の改革・革新を推進し、社会管理体制を革新し、エコ文明制度の建設を加速し、国防と軍隊の改革を深化させ、改革の全面的深化に対する党の指導を強化・改善することを強調した。
全体会議は、公有制を主体とし、さまざまな所有形態の経済が共同で発展するという基本的な経済制度は、中国の特色ある社会主義制度の重要な柱であり、社会主義市場経済体制の根幹でもあるとした。公有制経済と非公有制経済はいずれも社会主義市場経済の重要な構成部分であり、中国の経済社会の発展の重要な土台である。公有制経済を揺らぐことなく強化・発展させ、公有制の主体的地位を堅持し、国有経済の主導的役割を発揮させ、国有経済の活力・制御力・影響力を増強し続けていく。非公有制経済の発展を揺らぐことなく奨励・支持・指導し、非公有制経済の活力と創造力を引き出す必要がある。財産権保護制度を整備し、混合所有制経済を積極的に発展させ、国有企業による近代企業制度の整備を推進し、非公有制経済の健全な発展を支援しなければならない。
全体会議は、統一的・開放的で秩序ある競争の行われる市場体系を建設することは、資源配置における決定的役割を市場に果たさせるための土台であるとした。企業が自主的に経営し、公平に競争し、消費者が自由に選択し、自主的に消費し、商品と生産要素が自由に流動し、平等に交換される近代市場体系の形成を加速し、市場障壁の除去に力を入れ、資源配置の効率と公平性を高めなければならない。公平・開放・透明という市場規則を打ち立て、市場が中心となった価格決定の仕組みを整備し、都市と農村が一体化した建設用地市場を構築し、金融市場体系をさらに完全なものとし、科学技術体制改革を深化させる必要がある。
全体会議は、科学的なマクロ調整と効果的な政府による統治は、社会主義市場経済体制の強みを発揮するための内在的な要求であるとした。政府の役割を適切に転換し、行政体制改革を深化させ、行政管理方式を革新し、政府の信頼度と実行力を増強し、法治政府とサービス型政府を建設する必要がある。マクロ調整体系を整備し、政府の役割を全面的かつ正確に果たし、政府の組織構造を改善し、科学的な管理水準を高めなければならない。
全体会議は、財政は国家統治の土台であり、重要な柱でもあり、科学的な財政・税務体制は、資源配置の最適化や市場の統一性の維持、社会的な公平の促進、国家の長期的安定の実現のための制度的保障であるとした。法制度を整備し、権限を明確化し、税制を改革し、税負担を安定化し、予算を透明化し、効率を高め、近代的な財政制度を構築し、中央と地方との双方の積極性を発揮しなければならない。予算管理制度を改良し、税収制度を改善し、権限と支出の責任とが相互に見合った制度を構築する必要がある。
全体会議は、都市と農村との二元構造は、都市と農村の発展の一体化を制約する主要な障害であるとした。体制・仕組みを整備し、工業が農業を促進し、都市が農村の発展を導き、工業と農業が互いに利益を与え合い、都市と農村とが一体となった新たな工業・農業・都市・農村の関係を形成し、広大な農民による近代化プロセスへの参加を実現し、近代化の成果をともに享受する必要がある。新型農業経営体系の構築を加速し、農民により多くの財産権を与え、都市と農村における生産要素の平等な交換と公共資源の均衡配置を推進し、都市化の健全な発展のための体制・仕組みを整備しなければならない。
全体会議は、経済のグローバル化という新たな情勢に適応するためには、内側と外側への開放の相互促進を推進し、海外からの導入と海外への進出をさらによく結合し、国内外の生産要素の秩序ある自由な流動と資源の効率的配置、市場の高度な融合を促進し、国際的な経済協力・競争に参加しこれを統率するための新たな優勢の育成を加速し、開放によって改革を促す必要があるとした。投資条件を緩和し、自由貿易区の建設を加速し、内陸部や辺境地区の開放を拡大しなければならない。
全体会議は、社会主義民主政治の発展のためには、人民の主体的地位を保証することを根本とし、人民代表大会制度と中国共産党が指導する多党協力と政治協商の制度、民族地域の自治制度、基層大衆の自治制度を堅持・改善し、民主制度の整備と民主形式の充実にさらに注意を払い、中国の社会主義政治制度の優越性を十分に発揮する必要があるとした。人民代表大会制度の時代に伴う前進を促し、協議と民主との幅広く多層にわたる制度化発展を推進し、基層における民主を発展させる必要がある。
全体会議は、法治中国の建設のためには、司法体制改革を深化させ、公正で効率的で権威のある社会主義司法制度の建設を加速し、国民の権益を保護する必要があるとした。憲法と法律の権威を維持し、行政・法執行体制の改革を深化させ、法律にのっとった独立的で公正な審判権・検察権の行使を確保し、司法権の運用の仕組みを整備し、人権司法保障制度を改善する必要がある。
全体会議は、制度による権利・事柄・人の管理を堅持し、国民に権力を監督させ、権力を正しく行使させることは、権力を制度の檻に閉じ込めるための根本的な策であるとした。科学的な政策決定と断固とした執行、強力な監督という特徴を備えた権力運用体系を構築し、腐敗を処罰し予防するための体系を整備し、清廉潔白な政治を実現し、クリーンな幹部やクリーンな政府、クリーンな政治の実現に努めなければならない。科学的で効果的な権力の制約・協調の仕組みを形成し、腐敗撲滅のための体制・仕組みの革新と制度的保障を強化し、正しいやり方が常態化するような制度の整備・改良を進める必要がある。
全体会議は、社会主義文化強国を建設し、国家の文化ソフトパワーを増強するためには、社会主義先進文化の前進方向を堅持し、中国の特色ある社会主義文化発展の道を堅持し、国民を中心とした活動方向を堅持し、文化体制改革を一層深化させる必要があるとした。文化管理体制をさらに完全なものとし、近代文化市場体系を構築・整備し、近代公共文化サービス体系を構築し、文化開放の水準を高めなければならない。
全体会議は、発展の成果がさらに多くさらに公平に国民全体に行き渡るようにするためには、社会事業改革を加速し、人々が最も関心を払う最も直接的で最も現実的な利益の問題を解決し、人々のニーズをさらに適切に満たす必要があるとした。教育分野の総合改革を深化させ、就業・起業を促進する体制・仕組みを改善し、合理的で秩序ある所得分配の局面を形成し、さらに公平で持続可能な社会保障制度を構築し、医薬衛生体制改革を深化させなければならない。
全体会議は、社会の管理を革新するためには、最も幅広い人民の根本利益を保護することに着眼し、調和的な因子を最大限増加させ、社会発展の活力を高め、社会管理の水準を引き上げ、国家の安全を維持し、人民の就業と生活の安心、社会の安定と秩序を確保しなければならないとした。社会の管理方式を改良し、社会組織の活力を引き出し、社会矛盾を効果的に予防し解消する体制を革新し、公共安全体系を整備する必要がある。国家安全委員会を設立し、国家の安全体制と国家の安全戦略をさらに完全なものとし、国家の安全を確保しなければならない。
全体会議は、エコ文明の建設のためには、系統的で整ったエコ文明制度体系を構築し、生態環境を制度によって保護しなければならないとした。自然資源資産の財産権制度と用途管理制度を整備し、生態保護のためのレッドラインを引き、資源の有償使用制度とエコ補償制度を実行し、生態環境の保護管理体制を改革する必要がある。
全体会議は、党の指揮に従い、勝利することができ、気風も優良な人民軍隊を建設するという、新情勢下における党の強軍目標を目指して、国防と軍隊の建設の発展を制約する際立った矛盾と問題の解決に力を入れ、軍事理論を革新・発展させ、軍事戦略の指導を強化し、新たな時期の軍事戦略方針を練り上げ、中国の特色ある近代軍事力体系を構築する必要があるとした。軍隊の体制編制の調整・改革を深化させ、軍隊の政策制度の調整・改革を推進し、軍と民との融合のさらなる発展を推進しなければならない。
全体会議は、改革の全面的深化のためには、党の指導を強化・改善し、全局を見据え各方面を協調させるという党の革新的指導の役割を十分に発揮させ、党の指導水準と執政能力を高め、改革の成功を確保しなければならないことを強調した。中央は、改革の全面的深化のための指導グループを設立し、改革の総体設計や統一調整、全体推進、実施管理を担当させる。各級の党委員会は改革に対する指導責任を適切に果たさなければならい。幹部人事制度改革を深化させ、人才結集のための体制・仕組みを構築し、人民大衆の積極性・自発性・創造性を十分に発揮させ、地方や基層、大衆の大胆な模索を奨励し、適時に経験を総括する必要がある。
全体会議は、現在の情勢と任務とを分析し、全党の同志は、改革の全面的深化に関する中央による重大決定配置へと思想と行動を統一させ、進取意識とチャンス意識、責任意識を高め、方向をしっかりと把握し、大胆に実践・模索を行い、統一調整を重視し、改革の共通認識を形成し、指導責任を果たし、中央の改革決定配置を揺るぎなく実現しなければならないと強調した。中央の決定配置に基づき、安定を保ちつつ前進や成果を求める姿勢を堅持し、各項の活動をしっかりと遂行し、経済社会の発展の勢いを保ち、大衆とりわけ苦境にある人々の生活に関心を払い、社会の調和と安定を促進し、党の大衆路線教育実践活動を引き続きしっかりと推進し、経済社会発展の所期目標の実現に努力する必要がある。
全体会議は、全党の同志に対し、習近平同志を総書記とする党中央の周りでしっかりと団結し、全力で前進に努め、難関攻略に立ち向かい、改革開放という偉大な事業の歴史の新たな章を生み出し、小康社会の全面的な完成と、中国の特色ある社会主義の新たな勝利の不断の獲得、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のために奮闘しようと呼びかけた。