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【18-16】清華科技園運営企業、初の海外パークを英国に設立

2018年8月8日 中国総合研究・さくらサイエンスセンター編集部

 英国時間7月19日午後、清華大学国家大学サイエンスパーク(清華科技園、TusPark)を開発、建設、運営管理する啓迪控股(Tus-Holdings)が、英国のケンブリッジサイエンスパーク内で清華科技園の海外パーク「啓迪ケンブリッジサイエンスパーク」(TusPark•Cambridge、以下「同パーク」という)の開園式を行い、同パークに位置するバイオイノベーションセンターの完成を同時に宣言した。

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写真1 啓迪ケンブリッジサイエンスパーク

 同パークは啓迪控股が海外に設立した初のサイエンスパークで、4棟の建物とのべ3.4万㎡の面積を有し、今回のパーク設立は、清華科技園側の科学技術サービス分野における優位性とケンブリッジ側のバイオ分野における人材・産業クラスターを有機的に結びつけ、現地でバイオ分野のスタートアップ企業を大量に育成することによって、現地の科学技術事業を振興させると同時に、国際協力のチャンスを積極的に提供する。

 また、同パーク内のバイオイノベーションセンターは、ケンブリッジサイエンスパークにとって史上初のバイオ総合イノベーション創出の媒体として、清華科技園が持つ国際的なイノベーションネットワークのリソースを生かし、ケンブリッジ大学ひいては英国のバイオ製薬産業における先進技術、イノベーションシステムを世界に向けて推進させることを目標に掲げている。

 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのグレッグ・ウィンター院長は開幕式で、トリニティ・カレッジは啓迪控股とバイオテクノロジー、デジタルエコノミー、省エネ・環境保全等の分野において緊密に協力し、世界規模の重大な未解決の課題に対して革新的なソリューションの提供に努めていくとアピールした。

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写真2 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのグレッグ・ウィンター院長

 一方、王済武啓迪控股董事長(=会長)は、啓迪ケンブリッジサイエンスパークは「科学技術を信念とする」、「科学技術を提供し、科学技術によって奉仕する」というスローガンを実現して、科学技術イノベーション資源とエコシステムにおける双方の協力を推進し、3~5年間の努力と発展を土台として、イノベーション人材の育成、技術成果の産業化、ベンチャー企業の育成等において数多くの発展を成し遂げ、啓迪ケンブリッジサイエンスパークを、2つの世界トップレベルのサイエンスパーク(ケンブリッジサイエンスパークと清華科技園)間の協力案件のモデルケースに発展させたいと語った。

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写真3 王済武啓迪控股董事長

 式典には、ジュリー・スペンス英女王特使、馬輝在英国中国大使館公使、デビッド・シェファード英国国際貿易部(DIT)アジア総括、アンディ・ハーターケンブリッジ郡長、王岩清華大学校務委員会副主任/同窓会総会副会長、周育先国新国際投資有限公司総経理(=社長)等も出席した。

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写真4 開園式に参加した中英双方の代表たち

 また、7月23日・24日の2日間、啓迪控股の陳鴻波常務副総裁は東京で開催された清華大学・東京大学連合シンポジウムに登壇し、上述のような海外進出の様子や清華大学国家大学サイエンスパークの状況、清華大学のイノベーション・創業教育、人材育成と研究開発成果の実用化の方式・手段・結果について講演を行った。