【18-08】四川省国際科学技術合作協会の顧問・梁晋氏が日本外務大臣表彰を受賞
2018年 9月11日 在重慶日本国総領事館
東京都内で2018年度の外務大臣表彰の受賞者が7月17日に発表され、四川省国際科学技術合作協会の顧問・梁晋女史も受賞した。これをうけ、在重慶日本総領事館による表彰状授与式が9月4日午後、J Wマリオットホテル成都で行われた。
日本政府が設けている外務大臣表彰は、多くの人が国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人、及び団体について、そ の功績を称えることを目的としている。今年度は日本国内外の個人205人、49団体が受賞した。在重慶日本総領事館の管轄地域内では、四川外国語大学日本語学部が2015年に同賞を受賞している。
四川省出身の梁女史は、四川外国語学院日本文学学部を卒業した後、公務員として四川省科学技術委員会などで活躍してきた。在名古屋中国総領事館科学技術領事などの職務に就いていた経験もあり、日 中両国の科学研究、大学関連機関、企業界などの分野に幅広い人脈を持っている。
その経験を活かし、2013年に退職した後も、日中長江流域生物多様性保全活動や日中防災・減災教育活動、日中高齢化社会対応経験交流、日本伝統文化交流、日本・アジア青少年サイエンス交流事業など、各 種友好交流事業などにも積極的に参加し、中国側の調整業務において重要な役割を果たしてきた。その他、日本語学校の顧問、文化交流会館の顧問などの肩書きもあり、日 中民間友好交流を促進する上で多大な貢献をしてきた。
表彰状授与式では、在重慶日本国総領事館の小松道彦総領事が梁女史に、外務大臣表彰と記念品を授与し、「今年は日中平和友好条約締結40周年で、このような特別な年に、日 中平和友好事業において顕著な功績のある梁女史に、表彰状を授与し、感謝の言葉を伝えることができるのはとても光栄。今後、さらに多くの有志者がそれぞれの分野で奮闘し、両国の友好関係の発展促進に取り組み、両 国の国民が親睦の深化に寄与することを願っている」と述べた。
また表彰状授与式には、四川省科技庁、四川省人民対外友好協会、四川省投資促進局、広島-四川経済交流促進連絡事務室、成都日本商工会、日 中経済協会などの関連のトップや成都の各界の日中友好関係者が参加し、梁女史の同賞受賞を祝った。