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【17-001】「日中大学フェア&フォーラム in China 2017」開催迫る

2017年 4月13日 中国総合研究交流センター編集部

 日中の大学、研究機関、企業が一堂に会する最大の学術交流イベント、「日中大学フェア&フォーラム in Chian 2017」が、5月13日から16日までの4日間の日程で、中国の上海、杭 州で開催される。中国での開催は5回目、日本での開催を含めると11回目となる。

 今回のメインテーマは「大学の国際化」と「国際人材の育成」で、上海市の上海マートで行われる「フェア」には、日本から52の大学と14の企業・研究機関等が参加する。

 今回の特徴は日本側から秋田大学、茨城大学、高知大学、神戸大学等、地方からの参加が増えたことで、日中間の大学交流の裾野が広がったことを示している。また日本の「ものづくり」を 支える二つの高等専門学校と国立高等専門学校機構が参加する。

 日本の大学のプレゼンスをアピールする「大学フェア」はこれまでは中国教育部傘下の留学服務中心が開催する「国際教育巡回展」の場を借りて開催していたが、今回はJSTの独自開催となる。

 一方、5月14日に行われる「フォーラム」では、日本側から名和豊春北海道大学総長、中国側から丁仲礼中国科学院大学学長が基調講演を行うほか、日中双方の学長・副学長らが、「 大学の国際化と国際人材育成」などをテーマに意見を戦わせる。

 とくに中国側からは大連理工大学蘇州大学、チベット大学など、地方有力大学28校から学長・副学長クラスが参加、大学経営のあり方や大学の地域貢献などについても意見交換を行う。

 さらに5月15日には杭州で日中双方の大学、研究機関、企業などの新技術説明会が行われ、国際産学連携に向けたマッチングの場を提供する。一行は杭州・烏鎮で世界最大のeコマースを運営する「アリババ」な どの見学も予定している。

 開催期間を通じ、各地で「日中交流会」も開催が予定されており、日中の大学、研究機関等に、協定締結や共同研究に向けたネットワークの拡大の絶好の機会となることが期待される。

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参考写真1 2016年5月開催の日中大学フェアの様子

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参考写真2 2016年5月開催の日中大学フォーラムの様子

関連リンク: 日中大学フェア&フォーラム in Chian 2017 ウェブサイト