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中国、カナダ研究院とロボット開発で提携

中国科技日報     2012年 2月 6日

 山東電力研究院がカナダのケベック水力発電研究院と提携して設立した「山東省中国カナダ電動ロボット協力研究センター」が、このほど完成した。

 山東電力研究院は、山東省電力スマートロボット工程技術研究センター、国家電網公司電動ロボット技術重点実験室を有し、自主製作した変電所巡回ロボット、送 電線無人機スマート巡回検査システムなどはいずれも世界のトップ水準に達している。ケベック水力発電研究院は、空中送電線のメンテナンスに用いるロボットの研究開発で世界一の地位を占めており、こ れまでも山東電力研究院と電動ロボットの研究について提携してきた。同センターの建設により、中国とカナダの電動ロボット分野の科学技術交流と提携がさらに推進され、電動ロボット事業の発展を共同して推進する。 

 同研究院がこのほど完成させた「電動ロボットの視覚による目標位置確定システム」が科学技術成果の鑑定に合格し、先進的な水準に達した。うち、送電線ロボットの巡回検査自動識別、追 跡技術は世界トップ水準に達した。情報によると、同システムは高速PCNNとモード分析技術を搭載し、クローズドループ制御により、検査測定設備の目標物に対する正確な位置確定と追跡サービスを実現した。こ れにより電動ロボットの運動の誤差により目標物が視界の外に出るという問題が解決され、ロボットの巡回検査能力が高まった。同プロジェクトの普及により、巡回ロボットと無人ヘリ巡回システムのスマート化が進み、電 力の安全運営に対して技術面からの保障を与えた。また作業労働を低減することにより作業効率を高め、作業員の安全を確保した。