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中国企業、独自開発の窓拭きロボットを発表

中国科技日報     2012年 2月15日

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 中国が独自開発し、知的財産権を有する初の窓拭きロボット「科沃斯窓宝」が、このほど上海で発表された。同ロボットは窓拭きルートを確定し、自動で窓拭きを行うことができる。2 平方メートル以内の窓を6分間で拭き、家庭で困難とされていた高所窓拭きの問題を解消することができる。

 同ロボットは窓の内外により、主要ユニットと従属ユニットに分かれる。窓拭きの過程において、主要ユニットと従属ユニットは磁場の吸引力により、つながった状態で動作する。同 ロボットの4つの車輪はセンサーの役割を果たしており、同ロボットを窓に設置しスイッチを押すと、4つのセンサーが圧力の大小を感知し、吸引力が十分であれば青い光を、不足していれば赤い光を放ち、使 用の安全性を確保する。同ロボットは角の方から窓拭きを開始し、それから「Z」を描くようにして進み、最終的にスタート地点に戻る。同ロボットの発表は、科沃斯電器のロボットシリーズが、地 上から立体空間へ発展したことを示している。

 情報によると、科沃斯電器はIEC-TC59(国際電気工業聯合会)のロボット掃除機チームの中国唯一の委員であり、家庭用ロボットの国際基準の検討と策定に参与している。同 社は2010年に中国国家基準委員会から、家庭用ロボット基準化業務チームのチーム長企業として選出され、家庭用ロボットの国家基準の策定を率先して行っている。同社製品は今年9月、ポ ーランドで開催された家庭用ロボット博覧会で、「イノベーション技術製品賞」を受賞した。同社は12年間のロボット研究を基礎として、窓拭きロボットのロット生産を実現しており、特許を47件( うち発明特許は19件)取得している。