第111号
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浙江最大の太陽光発電農業科学モデルパーク、湖州に誕生

2015年12月21日 (中国総合研究交流センター編集部)

概略

 昌盛日電が建設を手がけた「長興30MW太陽光発電農業科学温室発電所プロジェクト」が10月19日、送電網への連結を順調に果たした。浙江省でこれまで最大の太陽光発電農業科学モデルパークとなる。「太陽光発電の農業パーク化経営」を主体とした昌盛日電の新農業発展モデルが、豊穣な江蘇・浙江地区に根付いた象徴とも言える。

 10月19日、昌盛日電が建設を手がけた「長興30MW太陽光発電農業科学温室発電所プロジェクト」が送電網への連結を順調に果たした。浙江省最大の太陽光発電農業科学モデルパークとなる。「太陽光発電の農業パーク化経営」を主体とした新農業発展モデルが、豊穣な江蘇・浙江地区に根付いた象徴とも言える。

 同プロジェクトの敷地面積は1460ムー(97.3ヘクタール)、発電容量は30MW。プロジェクトパークは、虹星橋鎮の河橋村と譚家村、午山村にあり、農業科学を応用して太陽光発電のできる温室とその補助施設が325カ所建設され、送電電力量は年間2812.72万kWh、一年で節約可能な石炭は9563.24t(標準炭換算)、削減可能なSO2排出量は約133.88t、削減可能な石炭粉塵排出量は約95.63t、削減可能なCO2排出量は約2万3908.12tに達する。プロジェクト運用25年での総送電量は約7.03億kWhに達し、国家送電網に直接連結される。

 長興プロジェクトパークには、農業科学を応用した太陽光発電温室があちらこちらに並んでいる。機械室では、数人のエンジニアがコンピューター画面の発電指数を真剣に見つめている。湖州市さらには浙江省で最大規模を誇る太陽光発電農業科学モデルプロジェクト「長興太陽光発電農業科学モデルパーク」の竣工は、太陽光発電で現地の経済発展にエネルギーという力強い原動力を与えると同時に、環境農業の有機栽培開発によって、高収益の農業経済発展への道を切り開くものとなる。

 新たなプロジェクトパークの土地に立つと、高収益農業の今後の発展に向け、科学的な栽培計画がすでに進められていることがわかる。パーク内には、春秋季用温室や連棟型温室、冬季用温室、二重構造温室など、農業科学を応用した6種類の太陽光発電温室が建てられている。これらの温室の建設にあたっては、高収益農業の今後の発展が考慮されると同時に、農作物の違いによる透光性のニーズも考えられた。太陽光発電農業応用モデルによって土地資源の効率利用が科学的に実現され、総合利用モデルが科学的に発展され、太陽光発電と農業収益の双方の追求が行われている。

 長興太陽光発電農業科学モデルパークの送電網連結成功は、同プロジェクトの正式稼働に向けたカギとなり、革新に成功した昌盛日電の新たな農業発展モデルを伝える力強い模範となる。同パークは現地の大型農家と協力し、アスパラガスやキノコ類、小型観葉植物など同地が優位性を持つ高付加価値の産品を栽培することで、現地の農家の第3次産業での収入増加の実現をはかる。その一方で、現代太陽光発電農業発展モデルのプラットフォームを形成し、パークの実際の運営を通じて、「メーカースペース」型の収益モデルの推進と普及を進める。

 長興プロジェクトパークはすでに、内部工事と送電網連結発電をほぼ完了させており、後続の農業施設建設も来年3月には完了する。国内で一流の太陽光発電農業科学モデルパークはその頃までに湖州の庶民の前に完全な形で姿を現し、現地の人々の幸せな生活や仕事に新たな素晴らしい要素を加えることとなる。

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写真1 長興太陽光発電農業科学モデルパークとプロジェクト関係者


本記事はOFweek(中国高科技行業門戸)より許可を得て翻訳・転載したものである。
原文: http://solar.ofweek.com/2015-10/ART-260009-8120-29017051.html