2009年07月01日-07月03日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年07月01日-07月03日 >  中国国産コミューター機、第2機の初飛行に成功

中国国産コミューター機、第2機の初飛行に成功

2009年07月02日

 新華社が2日に伝えたところによると、中国初の国産コミューター機「ARJ21-700」の第2機が1日、上海で初飛行に成功した。昨年テスト飛行を行った第1機に続き、同 型機がまたしても初飛行に成功した。ARJ21-700型機の飛行認可取得を加速し、耐空証明書を期日どおりに取得するのに大きな意義を持つできごととなった。

 ARJ21-700型機の次の2機も急ピッチで開発が進められている。第3機は現在、機体の組み立てと機上システムの機能試験の最終段階にある。テ スト飛行拠点での初飛行前の技術的準備にまもなく入る予定だ。第4期は、大型部品がすでに生産を終わり、続々と納入されており、まもなく組み立てを始めることになっている。

 ARJ21-700型機は中国が独自に開発したもので、中国と米国の耐空基準を満たす、初のジェット旅客機だ。ARJ21の生産は今年、急速に増加する見込みで、発 展の予備段階に入った中国製大型旅客機プロジェクトの基礎を打ち立てることとなる。中国商用飛機公司の張慶偉・董事長は、「第2機のARJ21-700が初飛行に成功し、機体の設計状態、製 造段階がさらに改善され、生産にかかる時間も第1機に比べて大幅に短縮された。このことは今後の大量生産に向けた技術形態を形作った」と述べる。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます