2009年07月27日-07月31日
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北京市順義区に航空産業パークを建設へ

2009年07月31日

 北京市順義区で29日、中航工業北京航空産業パークの建設が始まった。工事は2期に分けて行われる計画で、1期プロジェクトの総工費は100億元を超える。完 成後の営業収入は180億に達する見込みのほか、新たな就職先5千ポストを創出する。国家重大技術設備ネットが30日に伝えた。

 北京の経済構造改善を推進するため、北京市政府と中国航空工業集団公司は今年3月、戦略協力枠組協定に調印し、中国航空工業北京科学技術産業基地を共同で建設し、航空用エンジン、航 空機搭載システムなど一連の重要プロジェクトを共同で推進していくことで合意した。

 同産業パークの建設用地は3千ムー(1ムーは6.6アール)、建築面積は160万平方メートル。産業パークの中で重要な位置を占める航空用エンジン産業基地は、中航発動機(エンジン)公 司本部および航空用エンジン研究院、航空用エンジン核心部品製造センター、物流センター、関連設備などからなり、航空用エンジンの研究・開発、テスト、部品製造、メンテナンス、国際交流が一体となった、世 界でも最新レベルの航空動力センターとなる予定だ。

 航空用エンジン産業基地の敷地面積は約1千ムーで、2期に分けて建設される。1期プロジェクトは2012年に完成し、全てのプロジェクトが完成するのは2017年の見込み。

 第一陣として同産業パークに入ったのは、中航発動機公司、中航系統公司、中国航空基礎技術研究院、中航国際工貿公司、中航国際物流公司など。建設プロジェクトは、中航発動機公司本部および、エ ンジン研究院、航空用エンジン核心部品優異製造センター、航空複合材料プロジェクトセンター、風力発電制御製造センター、特殊車両および新エネルギー車両核心コントロールシステム製造センターなど。プ ロジェクトの中には中国の関連技術分野における空白を埋めるものもある。

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