遼寧省疾病予防対策センターによると、同省朝陽市で「朝陽ウイルス」と名付けられた新種のフラビウイルスが発見された。「科技日報」が4日伝えた。
昨年8月、遼寧省と朝陽市の疾病対策センターの専門家が朝陽市の農村で家畜小屋の蚊のウイルス検査を行ったところ、蚊の体内から新種のウイルスが発見された。検査と分析の結果、そ のウイルスは蚊を媒介するフラビウイルスだと証明されたものの、単独で進化・分岐できることがわかった。このウイルスの遺伝子配列は遼寧省疾病対策部門から国際DNAデータバンクに送られる予定だ。検 査でこのウイルス株と既存のフラビウイルスを比較したところ、どの種類にも属さないため、新種のフラビウイルスだと判断され、「朝陽ウイルス」と名付けられた。
遼寧省疾病予防対策センターの専門家によると、このウイルスが人に感染するかどうか、病気を引き起すかどうかについては、さらに研究を進める必要があるという。