2009年08月03日-08月07日
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深セン航空、初の国産エアバス導入へ

2009年08月07日

 完成したてのエアバスA320-200型機が6日、天津で深セン航空に引き渡された。同機はその日のうちに瀋陽に移動、7日の瀋陽発武漢経由深セン行きで初就航する。新華社のウェブサイト「新華網」が 6日伝えた。

 深セン航空の李澤源・高級顧問によると、同機はビジネスクラスとエコノミークラスの計158席、座席の間隔が32ミリメートルあり、国内の旅客機よりも広く間隔がとられ、乗 客はゆったりくつろぐことができる。初の就航後は、内蒙古の海拉爾(ハイラル)や雲南の麗江など人気の観光都市をはじめ、瀋陽、西安、成都など利用頻度の高い路線を運航する。今回導入されたエアバスは、今 年天津の工場で完成する国産エアバス11機のうちの第3機目で、深セン航空が今年導入した11機目の新旅客機。これで深セン航空の幹線旅客機は84機になった。

 深セン航空は今年14機の幹線旅客機を導入する予定。今回の国産エアバスを含め、すでに8機のエアバスA320-200型機を導入しており、エアバスシリーズを29機に増やす計画だという。

 現在、深セン航空の主力となっているエアバスA320-200型機とボーイングB737-800型機の大部分は06年以降に導入されたもので、平均使用年数は平均5年と新しい。さ らに相対的に旅客機の型が統一されているため、トレーニングや修理、運航にかかるコストが大幅にカットできる。

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