浪潮集団は12日、ドイツ・キマンダ(Qimonda)社が西安に設立した中国研究開発センターを3千万元で買収したことを宣言した。この買収は業界からも、今回の金融危機で中国IT業界が行った「 破格の安値での買収」の成功例と見られている。「京華時報」が13日に伝えた。
同研究開発センターは買収後、外資独資から中国資本となり、名前も西安華芯半導体有限公司に変更、浪潮集積回路設計研究開発センターの重要な一部分となる。
キマンダ社はドイツ最大の半導体会社インフィニオン・テクノロジーズ社が06年に設立した子会社。ニューヨークで上場し、かつては世界2位のメモリーメーカーとなったこともあるものの、今 年1月22日に破産を宣言し、8月6日に資産がインターネット上で競売にかけられていた。