中国のネット企業は金融危機に対して集団免疫があるかのようだ。海外で上場した中国のネット企業がこのほど、相次ぎ第2四半期の財務報告を発表、中国の検索エンジン・ポータルサイト・オンラインゲーム・人材募集サービスサイトのいずれも大幅な伸びを見せたことに注目が集まった。中国証券網が13日伝えた。
ポータルサイトの騰訊(Tencent)が12日に発表した財務報告によると、営業収益は28億7840万元で、前年同期比79.9%増、前月比14.9%増。運営利益は13億9890万元で、前年同期比82.8%増、前月比20.1%増だった。同じく捜狐(SOHU)が発表した財務報告によると、総収益は1億2710万元で、前年同期比25%増、前月比10%増だった。検索エンジンの百度（Baidu）も同じように高成長ぶりを示し、営業収益10億9750万元で、前年同期比36.7%増、前月比35.4%増だった。
このほか、人材募集サービス会社の前程無憂（51job.com）がこのほど発表した財務報告でも、純利益が昨年同期比7.78％増となり、25四半期連続で黒字を確保、財務報告が発表されると、株価は23％の急上昇をみせた。米モルガン・スタンレーは同社の株式評価を「様子見」から「買い」に引き上げ、前程無憂の今後の展望を「吸引力がある」と評価、中国経済がいち早く回復に向かっていることを示した。