2009年08月17日-08月21日
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女子大生が発見した小惑星 「高雄星」と命名

2009年08月18日

 広東天文学会が16日に報告したところによると、広州の女子大生・袁鳳芳さんが今年3月20日に発見した小惑星21508番が今月7日に国際小惑星センターによって台湾の「高雄星」と命名された。この「 高雄星」は、広東省の女性天文ファンが史上初めて発見して命名された小惑星であるとともに、台湾海峡両岸の天文技術協力による新しい成果でもある。科学網が18日伝えた。

 この小惑星は直径約2キロ、太陽を平均4.66年で一周し、地球からの距離は最も近い時には2億キロ、最も遠い時には6億キロになる。「高雄星」はおとめ座の中を移動しており、光度は21.9等級、地 球からの距離は約4億キロメートル。

 袁さんは今年3月16日に台湾鹿林天文台の蔡元生氏が主催した「惑星捜索計画」に参加し、同月20日、新しく発見した高雄星を含む9つの小惑星を国際小惑星センターに報告した。そ の後も数日間にわたる追跡観測が行われ、新たなデータが提出された。5月9日、「高雄星」に国際小惑星センターから小惑星番号が発行され、すぐに蔡氏によって命名手続きが撮られた。こ の小惑星は蔡氏が台湾第二の都市・高雄市の出身であることにちなんで、「高雄星」と命名された。

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