哈飛エアバス複合材料センターはこのほど、エアバス社より旅客機「A350XWB（エキストラワイドボディ）」のラダーおよび乗務員室ドアの発注を受けた。「上海証券報」が17日に伝えた。
これは、エアバス複合材料センターが初めて受注したA350XWB機のワークパッケージ（WP）であり、エアバス社にとっても、中国でA350XWB機のワークパッケージを発注したのは今回が初めて。哈 飛航空工業股フェン有限公司、哈飛集団、中国航空科技工業股フェン有限公司、哈爾濱開発区合力基礎設施発展有限公司とエアバスの合資プロジェクトである哈飛エアバス複合材料センターはこれにより、順 調な第一歩を踏み出したといえる。
哈飛エアバス複合材料センターは契約に基づき、協力パートナーとしてA350XWB機のラダーの研究開発を行い、初の工業化はヨーロッパで行われる予定。その後、全 ての生産ラインが哈飛エアバス複合材料センターに移転され、同センターは唯一のサプライヤーとしてエアバスA350XWB機のラダーを提供していく。
今回発注されたラダーは、起工されたばかりの哈飛エアバス複合材料センター新工場内で製造される。新工場の敷地面積は3万平方メートル以上で、2010年から使用される見通しだ。