2009年08月17日-08月21日
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APNICオープンポリシーミーティングが間もなく開催 北京

2009年08月21日

 中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)が主催する第28回APNICオープンポリシーミーティング(APNIC28)が8月25日から28日まで北京で行われる。これはアジア・太 平洋地域のインターネットアドレスに関する会議で、半年に1度行われている。「科学時報」が21日に伝えた。

 会議にはICANN(インターネット上で利用されるIPアドレス、ドメイン名、ポート番号などの標準化や割り当てを行なう組織)やAPNICの上層部、アジア・太平洋地域の電気通信キャリア、中 国政府の主管部門および、インターネット関連機構の代表らが一同に集まり、アジア・太平洋地域のインターネット発展の現状と展望について検討する。

 専門家によると、今回の会議では、IPアドレス、多言語ドメイン、ネットワークセキュリティなどの話題が再び注目を集めると予想され、中 国インターネットの持続可能な発展に対しても促進作用を果たすと見られる。

 今会議では、IPアドレス移転の緩和に関する議案および、アジア・太平洋地域のデジタルインターネット管理の変革についてインターネット各界が討論する。これらの政策変化の目的は主に、ま もなく枯渇するIPv4アドレスに対応するためと、まもなく到来するIPv6アドレスにあわせたインターネット構造のアップグレードを進めるためだ。

 APNIC28は中国大陸で初開催となるAPNICミーティングだ。中国本土のプロバイダーにとっては、様々な研修に参加できるほか各技術フォーラムに参加する良い機会となる。参加者は、国 際化ドメイン名の権威John C.Klensin博士、Markus Kummer・IGF事務局長、中国インターネット協会の胡啓恒・理事長など、世界的な著名人のスピーチを聞くことが出来る。このほか、世 界的な専門家による最先端のインターネット管理研究についての討論を聞き、インターネットの最良の管理方法を理解し、ネットワーク効率と収益能力を高めることもできる。

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