2009年08月24日-08月28日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年08月24日-08月28日 >  台湾との科学技術協力促進へ

台湾との科学技術協力促進へ

2009年08月24日

 台湾との科学技術協力や交流を展開する「対台湾科技協力・交流基地」の除幕式が福建省廈門(アモイ)市の台湾科技企業育成センターで行われた。科技部の万鋼部長(全国政治協商委員会副主席、致 公党中央主席)と廈門市委員会の于偉国書記(福建省委員会常務委員会)が除幕を行った。「科技日報」が24日伝えた。

 同基地は主に海峡西岸に研究開発センターを建設するという任務を担っている。そこには、企業主体の共同開発センターをはじめ、業界共通の技術サービスプラットフォーム、企 業の革新をサポートするプラットフォーム、大陸部と台湾の研究開発機関が集中するエリアが築かれ、ハイテク産業・先進的な製造業・現代サービス業・現代農業を重点とした、大 陸部と台湾の科学技術協力体制とメカニズムの制約をどこよりも先に打ち破る基地を目指し、海峡西岸経済区と台湾経済とが全面的に結びついた最先端のプラットフォームが築かれる。2015年までに、台 湾資本の企業や台湾の学者が創業した企業500社を誘致したり軌道に乗せ、工業生産額を新たに1000億元以上増やす考えだ。さらに台湾企業または大学の50の研究機関をアモイに誘致し、台 湾資本のハイテクベンチャーキャピタルを10社吸収または設立し、台湾の人材育成機関10社、イノベーションチーム100グループ、様々な分野の技術人材1000人を引き込む方針だ。

 廈門市政府はここ数年、台湾との科学技術協力や交流をより深くより高いレベルに発展させ、海峡西岸経済区を繁栄させ、科学技術によるけん引作用を発揮するため、多くの資金を投入し、廈門翔安産業区・ソ フトウェア産業基地・集美機械工業区・同安工業集中区の4大ハイテク技術産業パークを建設した。これらの産業パークにはすでに相当数の台湾資本の企業や創業者が集まってきている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます