中国大型機プロジェクトを担当する中国商用飛機有限責任公司(COMAC)の情報センターがこのほど上海で設立された。同センターの設立により、国産大型機の各地での共同開発能力が向上するとともに、サ プライヤー、販売、顧客サービスなどのネットワークシステム構築が促進される。新華網が27日に伝えた。
同センターは、(1)各地での共同設計・製造のための情報ネットワークシステム(2)公司の集中的運営のための管理ネットワークシステム(3)全ての顧客をカバーするサービスネットワークシステム(4)全 てのサプライヤーをカバーするサプライチェーンネットワークシステム--の4つのシステムを構築していく。
COMACは27日、同公司がすでに金壮竜・総経理率いる情報化指導グループを設立したほか、情報化計画を立て、情報化建設を開発推進の重要ポイントに位置づけたことを明らかにした。
同センターは今後、健全な情報化基準、情報の安全、情報化組織という「3つの保障システム」を打ち立てると同時に、デジタル化共同研究開発、公司運営管理、顧客サービスの「 3つの応用システムプラットフォーム」を打ちたて、新型コミューター機ARJ21および国産大型機の研究開発を支持していく。