2009年09月01日-09月04日
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3Dコミュニティが今後主流に

2009年09月03日

 中国の3Dコミュニティプラットフォーム「Game Xiu」が誕生した。コミュニティネットワークは徐々に2Dから3Dに移行しつつある。専門家は、中 国の3D画像を使った仮想空間のユーザーは今後さらに増加していく見通しを示している。「北京商報」が2日伝えた。

初の3Dコミュニティプラットフォーム

 3Dコミュニティサイト「Game Xiu」が2Dのコミュニティサイトと最も違う点は、立体的なキャラクター同士が直接接触したり動作を使って、従来の文字や写真のやり取りやゲームができることだ。3 D空間には、公共エリア・家・カフェ・映画館・ゲームセンターなどがあり、これらの場所は内側から外側まで、さ らにはユーザー本人の代わりとなるキャラクターのイメージまでも現実の世界と全く同じ視点から360度コントロールできる。

 海外の仮想空間コミュニティは人が機械とのやり取りしかできないのと違い、「ゲーム・シュウ」は孤立した個人コミュニティではなく、人と人、人 とグループといった全ネットワークでの実際の人同士のやり取りを可能にした。将来的にはユーザーが独自にデザインや建物を建てたりできるプラットフォームが開放される。

今後、ユーザー数が増加

 3D画像技術の発展に伴い、インターネットへの3D画像技術の応用が次世代インターネットのすう勢となることは間違いない。つまり、3D画像による仮想空間、3 DSNSが将来的にインターネットの主流スタイルになっていくということだ。

 現在、国内の3D仮想空間はスタート段階にあり、参考となる成功モデルが存在しないものの、ユーザーの増加は見込まれる。中国のインターネット・コンサルティング会社アイリサーチの発表した「 07-08年中国オンラインゲーム市場発展報告」によると、07年の中国オンラインゲームのユーザーは250万人を数え、市場規模は1億元にのぼった。2010年にはユーザーが2億20万人に達し、1 2億6000万元の市場規模が見込まれている。

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