2009年09月01日-09月04日
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国産ワクチンが正式認可

2009年09月04日

 北京科興生物製品有限公司製の新型インフルエンザワクチンが2日、国家食品薬品監督管理局によって正式に登録認可された。人体に接種する国産ワクチンが初めて量産段階に入る。今月中に500万人分、年 内に2600万人分のワクチンが生産される見通し。中国新聞網が3日伝えた。

 今回認可を受けたワクチンはそれぞれ、1瓶30μg/1.0ml(2人用)と1瓶15μg/0.5ml(1人用)のワクチン、それに1本15μg/0.5ml(1人用)の 使い捨て注射器に詰めたワクチンの3タイプ。3歳から60歳までを対象にした予防接種に使われる。臨床実験の結果によると、ワクチンの安全性に問題はなく、1回の接種で21日間観察したところ、幼児・子供・大 人のいずれも有効率81.4%-98.0%の範囲内で、国際的な評価基準(有効率70%以上)を上回った。

 他のメーカー9社も新型インフルエンザワクチンの臨床実験を終えて登録申請を進めており、9月中旬にはすべての審査結果が出る見通し。

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