2009年09月28日-09月30日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年09月28日-09月30日 >  青海省で天然ガスハイドレート発見 「燃える氷」

青海省で天然ガスハイドレート発見 「燃える氷」

2009年09月28日

 国土資源部と中国地質調査局は25日、青海省祁連山の南縁にある永久凍土帯に位置する天峻県木里鎮で天然ガスハイドレートが見つかったことを明らかにした。人民網が27日伝えた。

 中低緯度の凍土地区で天然ガスハイドレートが見つかったのは世界で初めて。陸上のボーリングで天然ガスハイドレートを獲得した国は、カナダと米国に次いで3カ国目だ。

 今回の重大な発見は、中国の凍土地区に豊富な天然ガスハイドレート資源があることを照明した。天然ガスハイドレートは「燃える氷」とも言われ、使用が簡単で、発熱量が高く、ク リーンで汚染がないなどの特徴を持っている。

 中国は、世界第三の凍土大国であり、凍土面積は215万平方キロに達している。天然ガスハイドレートが存在する良好な条件を備え、資源利用の大きな将来性を持っている。科学者の初期的な推定によると、埋 蔵量は少なくとも石油換算で350億トンに達する。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます