世界最大規模の電子展である「第29回香港秋季電子製品展」が13日、香港コンベンションセンターで開幕した。開催期間は4日間。参加企業のほとんどは、「 金融危機がもたらす影響はすでに過去のものとなった」と表明、今年は昨年よりも大幅に売れ行きがアップするだろうと見ている。中国新聞社が13日に伝えた。
同日は電子製品展のほか、「国際電子部品および生産技術展」も開幕した。この2つの展示会には3400企業あまりが参加。電子消耗品、通信製品、電子部品、関連技術、サービスなどが展示されている。主 催機関の1つである香港貿易発展局の葉沢恩・総裁補佐は、「秋季電子製品展の参加企業は、毎年1割り増しで増加しており、現在2852企業になった。2700企業が参加する米ラスベガスの電子展を超え、世 界最大の電子展となった」と述べる。
葉氏はまた、「会場拡大により、今年の電子製品展は世界最大の展示となった。このことからも、電子業界の香港国際貿易展覧会へのニーズを見て取ることができる。秋季電子展は、電 子業界がクリスマス前最後の販促期に最新の科学技術製品を展示できる理想的なプラットフォームだ。欧米の経済はまだ疲弊しているものの、香港は国際的な調達センターとなっているため、今 年の来場者は昨年とほぼ同じで、約5万6千人となるだろう」と指摘する。