2009年11月02日-11月06日
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中国のライトレール車両、初めて欧州に進出

2009年11月03日

 鉄道車両メーカーの中国南車が2日に明らかにしたところによると、同集団の傘下企業である南車株洲電力機車有限公司とトルコ・イズミル市政府はこのほど、イ ズミル市区2号線のライトレール車両購入契約に調印した。取引額は3億5千万元。中国が知的所有権を持つ鉄道運輸設備一式がヨーロッパ市場に進出したのは今回が初めて。中国新聞網が3日伝えた。

 南車株洲電力機車有限公司の責任者によると、今回のプロジェクトでは、イズミル市のライトレールのカーブ半径が小さいことや、複雑な運行環境を考慮し、最 小カーブ半径が30メートルの連結式ライトレール列車を特別に採用したという。

 このほか、車体構造には丈夫で耐性の強い全溶接型アルミニウム合金を使い、車両には駅の自動通知機能、電子地図、メディア再生機能など、最新の機能がそろった乗客情報システムが搭載されている。また、最 新のビデオモニターシステム、火災探知システム、緊急避難システムが備わっており、乗客の安全を保障する。

 同列車の設計時速は80キロ、車両の幅は2.65メートル、長さは23.6メートル。4両編成で、列車の定員は1000人となっている。1台目のライトレールは2011年10月に交付され、全 ての列車は2012年4月26日までに交付される。

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