2009年11月02日-11月06日
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国産大型旅客機の開発は順調に進展

2009年11月06日

 中国商用飛機有限責任公司の馬恒儒・総経理助理は5日、「西安航空下請け生産および国際協力フォーラム」に出席し、国の重大プロジェクトの1つ、大型旅客機「C919」プロジェクトの開発は、現在順調に進展していることを明らかにした。新華網が5日に伝えた。

 馬総経理助理は、「中国の大型旅客機プロジェクトはすでに、論証作業を展開した。中国商用飛機有限責任公司は、国内の47機関・専門家468人による共同プロジェクトチームを立ち上げたほか、国内の院士・専門家20人以上を招いて専門家コンサルティングチームを結成。全国の力と知恵を集結させて、半年間でフィージビリティスタディを完成させた」と述べる。同プロジェクトはこのほか、全体的な技術案を決定し、空気力学に基づいた外観デザインの作成を進めている。

 また、機体機構のサプライヤーも初歩的に決定し、国際技術協力を推し進めており、材料、標準部品、機内搭載システムのサプライヤーは現在世界で入札を行っている。インフラ建設も全面的に行われており、人材強化戦略として、現在は人材導入に力を入れているという。

 馬総経理助理によると、大型旅客機は2014年に初フライトを行い、2016年には市場に参入する計画だという。

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