2009年11月09日-11月13日
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中国、一人当たりの科学普及経費1.84元に

2009年11月12日

 科学技術部が行った科学普及活動に関する統計によると、政府が国民一人当たりに投入している科学普及経費は1.84元と、06年の1.18元に比べて0.66元増加した。これは12日に科技日報の記者が科学技術部から得た情報。「科学日報」が12日伝えた。

 この統計には31の省、自治区、直轄市のほか、20の中央政府と国務院各部・委員会の所属機関が含まれ、国内では統計範囲がこれまでで最も広い科学普及活動の基礎データ調査といえる。統計データによると、中国の昨年の科学普及事業はいい伸びを維持しており、人員や経費の投入が明らかに増加した。多くの科学館が新築されたり、拡張されたほか、さまざまな科学作品が数多くお目見えした。また科学技術活動ウィークを代表とする一般市民向けのイベントが幅広く社会に影響を与えている。

 調査では、政府が科学普及経費への投入に力を入れていることがうかがえる。昨年、全国で科学普及経費として集まった資金は64億8400万元、各級政府が科学普及活動(インフラ建設経費を除く)に指定した特別経費は24億4200万元と06年よりも56.7%増加した。

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