国際水資源協会(IWRA)常務理事会の主催による「国際水質管理シンポジウム」がこのほどスペインで行われた。IWRAのセシリア・トルタハダ会長は新理事会の投票結果を発表、次期会長( 任期は2010-2012年)に中国科学院地理科学・資源研究所研究員の夏軍氏が選ばれた。中国の学者が会長に選出されたのは初めて。科学時報が18日伝えた。
IWRAは水資源に関する国際的な学術団体組織で、世界水会議(WWC)理事会の創設もこの団体が呼びかけた。夏氏は中国が育成した水文学と水資源が専門の博士で、「突出貢献のある中青年専門家」の 称号をもち、中国科学院の「100人計画」にも選ばれ、2001年には「全国五一労働メダル」を授与されている。