2009年11月23日-11月27日
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中国、全国学会改革に1200万元を投入

2009年11月23日

 中国科学技術協会・学会学術部、民政部民間組織管理局が共同で主催する「全国学会イノベーション試行業務経験交流会」が20日、北京で行われた。交流会で発表されたデータによると、2006年以降、中 国科学技術協会は民政部のサポートの下、▽実現可能な目標を設定する▽要となるポイントでブレークスルーを果たす▽分類して指導する▽未来に向かう--という原則に従い、全国の学会の改革・イ ノベーションを大きく2回に分けてサポートし、新たな学会改革に向けた試行システムを確立。投資総額は1200万元に上った。科学網が22日に伝えた。

 中国科学技術協会が業務主管を担当する全国の学会は、科学技術に関連する学術社会団体の80%を占めるという。また、各レベルの科学技術協会が所属する団体は、社会団体総数のうち25%を占めている。こ のことからも、科学技術協会が所属する学会の業務は、中国の社会組織建設・発展において、重要な位置を占めていることが分かる。

 2007年、中国科学技術協会は「学会業務強化に関する若干の意見」を発表、同時に民政部と共同で「科学技術類学術団体イノベーション試行業務の通知」を発表し、学会の改革発展に向け準備を行った。科 学技術協会が所属する学会の改革・イノベーション試行はすでに、民政部が指導する全国的な学術団体イノベーション発展業務の枠組みシステムに組み入れられている。

 中国科学技術協会書記処の馮長根・書記は、「中国科学技術協会は2006年以降、全面改革、特定項目改革の2方面から、38の試行プロジェクトを立ち上げ、新たな試行業務をスタートさせた。会 員の管理サービス、事務機構の人材育成、組織体制改革、社会的機能などの面で積極的な効果をあげ、▽規範的な内部管理、高品質の学術、効果的なサービス、強い発展能力、社 会的な信用--を有する模範的な学会が誕生した」と述べる。

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