2009年11月23日-11月27日
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長さ6000mのOFC開発に成功

2009年11月24日

 中鋁華中銅業公司製の3G通信に使われる長さ6メートルもある高純度のRFケーブル用無酸素銅線(OFC)がこのほど完成した。同社の3G通信ケーブル用OFCは品質や生産量で全国トップクラスのほか、長 さでも業界の新記録となった。新華社のウェブサイト「新華網」が23日伝えた。

 3G通信では電波伝送のスピードと安定性が要求される。同社が開発した高純度の良質な3G用RFケーブル銅線は銅中酸素量が5PPM(1PPMは100万分の1)を大きく下回り、世 界トップクラスの品質を誇り、3G通信の高品質確保につながる。同社のケーブル用銅線は安定した増産を続けていたものの、長さが一般的に3000メートル以下だった。一方、中国の急速な都市化に従い、ケ ーブルの敷設距離は多くの場合3キロ以上となった。長さを溶接で確保すると電波が弱くなるため、同社は3000メートル以上の銅線の開発を決定、長さが最も適当な6000メートルを目標にした。

 同社は現在、同種の高純度OFC 銅線の製造に向け、国の特許を申請中だ。

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