2009年11月23日-11月27日
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中国初のIOT都市、無錫に建設へ

2009年11月25日

 中国電信(チャイナテレコム)によるIOT応用・普及センターとIOT技術重点実験室が23日、無錫市で成立した。これにより、中国初の「IOT都市」の建設がスタートしたこととなる。I OTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略で、あらゆるモノをインターネットに接続する概念を表す。新華社が24日に伝えた。

 中国電信と無錫市は合意に従い、センシング技術と中国電信の有線・無線ブロードバンド、3Gネットワークの融合を促進し、知能交通などの応用分野および次世代インターネットなどの技術分野で、幅 広い協力と市場化への運営テストを行っていく。

 中国電信集団の王暁初総経理は「中国電信は無錫でIOT技術重点実験室を設立し、中国電信の有線・無線ブロードバンドおよび天翼3Gネットワークとセンシング技術を融合させる技術研究・応 用開発を行っていく。また、IOTプロジェクトの市場化運営モデルを模索し、IOT関連業務の大規模な商用化をサポートすると共に、経験をつんだ上で、IOT技術研究・応用開発の成果を全国範囲に広めていく。ま た、全国に先駆けてIOT産業の開発を行った無錫のメリットをさらに発揮していく」と述べた。

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