2009年12月01日-12月04日
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衛星ペイロード技術産業化 西安に産業パーク建設へ

2009年11月30日

 投資総額25億元にのぼる衛星ペイロード技術産業化プロジェクトが29日、西安国家民用航天産業基地で着工した。中国は10年以内に各種宇宙船のペイロードシステムの需要を満たし、中 国の民間航空機の技術開発力を大幅に増強していく方針だ。新華社のウェブサイト「新華網」が29日伝えた。

 衛星ペイロード技術産業化プロジェクトは中国航天科技集団公司傘下の中国空間技術研究院西安分院が投資して建設するもので、投資総額は25億元。建設期間は3年で、中国最大の宇宙船ペイロード開発・産 業化プロジェクトとされ、ペイロードシステムの総設計、技術開発、サブシステムの統合、民間産業の発展が一体となった国際水準のハイテク産業パークが建設される。これにより、中 国はペイロードシステムの大量生産ができるようになり、10年以内に各種宇宙船のペイロードシステムの需要を満たし、中国の民間航空機の技術開発力を大幅に増強するほか、中長期的な気象予報や自然災害警報、国 土資源探査、ナビゲーションなどの技術水準を高め、民間宇宙開発技術の産業化を推進し、世界の宇宙開発市場における競争力を強めたい考えだ。

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