2010年01月01日-01月01日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年01月01日-01月01日 >  中国、高速鉄道の運営距離で世界一

中国、高速鉄道の運営距離で世界一

2010年01月08日

 中国の鉄道の営業距離は昨年末の時点で8.6万キロメートルと世界第2位に飛躍した。また、客運専用線では2319キロメートルと高速鉄道の運営距離としては世界一だ。人民日報が8日伝えた。

 2009年は中国の鉄道史にとって投資規模が最大、営業開始距離が最も長い一年となった。昨年1年間で6000億元投資の建設を完成、前年よりも2650億元多く、成長率は79%、第9次五カ年計画( 1995-2000年)と第10次五カ年計画(2001-2005年)の鉄道建設投資の合計を上回った。昨年は寧波—台州—温州間、温州—福州間、福州—厦門(アモイ)間など旅客専用線が相次ぎ開通、と くに世界最長、時速350キロの武漢と広州を結ぶ武広高速鉄道の開通によって中国の高速鉄道にまた一里塚が立った。武漢や長沙南など104カ所で新しい駅が営業開始し、現 代化された鉄道の中枢を建設する上で新しい成果をあげた。

 高速鉄道の建設と同時に、昨年は鉄道での旅客輸送量や貨物輸送量も過去最高となった。全国の旅客輸送量は15億2500万人と前年比6321万人(4.3%)増、貨 物輸送量は33.2億トンと同6113万トン(1.9%)増加した。輸送量と輸送距離をかけあわせた取扱量は33118億600トンキロメートルと前年より233億1700万トンキロメートル(0.7%)増 加した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます