2010年01月04日-01月08日
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国産大型石油タンカーが処女航海へ

2010年01月11日

 中国が独自に設計した最先端の超大型石油タンカー「新埔洋」が今月下旬、広州港にある中船竜穴造船基地から処女航海に出る。この30.8万トンの巨大船は自動ナビゲーションによる無人操縦を実現、地 球の赤道一周に相当する最高4万キロメートルの続航が可能だ。広州日報が10日伝えた。

 「新埔洋」は総重量30.8万トン、満載総排水量35万トン以上で米国最大の航空母艦の3倍あり、甲板の長さは333メートルでサッカースタジアム3個分入る。装 備は世界最先端の操縦システムとナビゲーション装置を搭載。危険な風浪の中でも24時間の無人操縦と自動ナビゲーションが可能だ。

 船上には最新の淡水造水機が装備され、毎日海水を淡水化して30トンの生活用水を生産し、船員は日常の水を心配する必要がない。また燃油6000トンを積載でき、60日間、4 万キロメートル近くの続航ができる。これは地球の赤道丸々1周分に相当する。

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