2010年01月11日-01月15日
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エアバス複合材料製造センター、A350の昇降舵供給へ

2010年01月19日

 エアバス社と中航工業哈飛公司など中国側のパートナーが共同設立した合弁企業、哈爾濱(ハルビン)の 哈飛エアバス複合材料製造センターがエアバス機体構造の主要供給業者とA350ワイドボディ旅客機の昇降舵(しょうこうだ)を一手に引き受ける契約を取り交わした。同 センターはこの旅客機の昇降舵を供給する唯一の業者となる。科技日報が19日伝えた。

 哈飛エアバス複合材料製造センターはエアバス社と中航工業哈飛公司、哈飛股フェン有限公司、中航科工集団、合力基礎設施発展有限公司が共同設立した合弁企業で、昇降舵は主に、複合材料を原料とする、A 350の垂直尾翼の重要な構成部分。まず欧州で工業化した後、2012年に中国で生産が開始される予定。

 同センターがA350関連でワークパッケージを受注したのは今回で3回目だが、昇降舵はそのなかでも最も大きい部品だ。

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